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「一般社団法人Colaboの分析」(51) アマゾンの「ほしい物リスト」で見るColabo・・・能登地震の「震災ボランティア」アピールで寄付集め・・・約2ヶ月で例年の半年分を集金の可能性

2024年3月8日16時40分
カテゴリ:国内

「一般社団法人Colaboの分析」(51) アマゾンの「ほしい物リスト」で見るColabo・・・能登地震の「震災ボランティア」アピールで寄付集め・・・約2ヶ月で例年の半年分を集金の可能性

Colaboの公開しているアマゾンのほしい物リストの購入金額から、同団体がおおむね、金銭換算で2021年度の物品寄付の半分ほどを集めていることが分かった。



(コラボのほしい物リストの一部)


これは2024年2月29日時点でのコラボのほしい物リスト(ここをクリックしたリンク先にPDFで公開した)、97ページを元に推計したもの。

まず、震災が起きた後に作ったリストから957個、 90万990円分が、震災後に追加された「欲しいもの」で購入されていると思しき様子が確認できた。すなわち、ラフな推定だが、「ほしい物リスト」の文言に着目して「被災地⽀援で使⽤したいです。」と入ってる商品、リストの上の方にあるけれどもそれらは震災開始後に作られたと判断した。一方で 「バスカフェで使⽤したいです。」としか書かれてないのは震災前のものと考えた。


もっともAmazonのほしい物リストは希望個数分だけ購入されるとリストから消える仕様であるため、実際にコラボが受け取った物品はこれよりは多いと考えられる。

ただ、暫定的なヒントとしては仁藤夢乃氏のツイートが手掛かりになる。




すなわち、「能登で被災した少女や女性たちに届けるために、1月からたくさんの物品を寄付していただきました。通常の活動分も合わせてAmazonからの物品だけでも1200件以上」と2月23日の時点のツイートでこう言っておられるので、2月29日時点でカウントできた数の957件というのはそれなりにズレていない数と思われる。なお、リストの中には、震災以前に登録したと思われる「ほしい物」もあったがそこから購入されてる個数は235件、金額で42万7460円だった。


なお金額が「ほしい物リスト」に追加時と異なっていたり、タイムセールであったりして変動が見られる場合は、控えめな推定をするためにその物品の価格は「安い方の値段」をもとに購入個数とかけた。

希望数まで買ってもらって消えたのもあるとしても、仁藤夢乃氏が2月23日に言ってる1200個って言う数うじと、うちのカウントした合計の957足す235の1192件はかなり近い。そこから概ね、筆者がカウントしたAmazonほしい物リストの購入個数は、コラボがもらった数に近いと思われる。少なくとも2倍だとか2分の1とかいうふうに、大きくずれてはいないはずである。


ただいうまでもないが、物を貰ったとしても「直接に」それでコラボが得したとは言えない。傘や小分けのコスメ、シャンプー、食品類などはそのまま人にあげる場合が多いわけである。


ただ大事なポイントなのだが、物品寄付額にはおよそ比例して、金銭の寄付をもらってるとするとコラボに対する金銭での寄付額も、暫定的な推計として算定できる。さらにいうと、能登地震に関して物品を寄付してくれた人たちのリストは、寄付者リストになる(また被災者という属性は、普段はお金に困っていない人も当然に多く含むと思われるので、現地で感謝される物品を配ればその分が金銭寄付で戻ってくるというルートもあり得る。ともかく、寄付してくれた人は、寄付の「営業」をかけるリストにすることが可能である。


すなわち、コラボでは「寄付の時に受け取りをスムーズにするため、以下にご協⼒いただけたら幸いです。 「ギフトオプションを設定」①メッセージにご⾃⾝のアドレスを記⼊ ※匿名寄付も可能ですが、お礼をお伝えしたく、よろしければご記⼊ください」と書いているところ、寄付の受け取りをスムーズにするために、実名である必要性はない。どちらかというと実名と住所は、寄付をくれる人のリストになると思われる。


次に、金銭寄付の額の推計方法を検討する。これはColaboの活動報告書を使うことが可能である。試しにウェブ上にColaboがアップしている最新年度の活動報告書を見てみよう。

物品寄付はAmazon経由が703回、それ以外が675回で合計1378回である。




(コラボの2021年度版活動報告書より)


ただ留意点として、今回の能登地震以降は「個数」で寄付をカウントしている一方で、この2021年度分の活動報告書では「回数」で数えてあるのでこれは単純比較できない。なので、物品寄付の金額換算の方を見てみよう。すると「186万562円」が、「Amazon欲しいものリストからの寄付金等換算できるもの」に入っている。


ここで、この2ヶ月以内にコラボが受け取ったと思われる物品寄付の額が90万円ちょっとなので、ざっと2021年度の年間寄付の半分程度を2ヶ月でColaboは受け取ったと言うことになる。


2021年度はまだエコーニュースのコラボ連載も始まっておらず、住民監査請求もかかっていない、Colaboがかなり順調に資金集めをしていた時期である。その2021年度の金銭寄付の6ヶ月分、つまり年額の半分くらいをColaboは2ヶ月で集金できた可能性がある。


ただ、この仮定はただちょっと乱暴かもしれない。すなわち、震災で人が連想するのは物不足だろうし、Colaboの広告塔的な存在、ピンクバスも物資の運搬を連想させる。なので仁藤夢乃氏のコラボが現在行なっているように、被災地へコラボがピンクバスで行ってボランティアをするとアピールをした場合は、金銭寄付よりも物品での寄付が多めに集まりそうな感もある。


なのでこれはあくまでこれぐらいかという「仮定」の元でのシミュレーションになるが、 2021年度の金銭寄付額が大体3800万円であるから、それの半年分とすると1900万円ほどがコラボに、この2ヶ月で現金の寄付としても来ているかもしれない。また、金券での寄付もコラボは年間 307万3153円分を2021年に集めていたので、これの半分を加味すると150万円分ぐらいとなる。


したがって、物を抜きにして、換金できそうな金券と現金だけでも、3年前と同じように支援者が振る舞っていたた場合にはこの2ヶ月で2000万円分ぐらい入ってることになる。とても粗雑な仮定にはなるが、とにかくColaboや他のボランティア団体が「震災特需」に沸いているような可能性はとても高い。


実際コラボは、東京都の若年被害女性等支援事業の時は大体、4分の1ぐらいを休んでたにもかかわらず今年はほぼ毎週バスカフェを行っている。


最後に私見であるが仁藤夢乃氏が感情的なツイートなどをしてしまっての「炎上」は今年になってからほぼ見られない。これは一つには団体の金銭状況が好転して精神的に余裕ができて「金持ち喧嘩せず」の心境になっているからかもしれないと言えば意地悪だろうか。


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【江藤貴紀】


 

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