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「一般社団法人Colaboの分析」(40)「買春男性ウォッチ」の活動報告書、報道後に活動報告書を突如、「空白」に変更が再度の情報公開請求で判明・・・仁藤夢乃氏および関係者に私文書偽造罪の疑い

2022年11月25日16時44分
カテゴリ:国内

「一般社団法人Colaboの分析」(40)「買春男性ウォッチ」の活動報告書、報道後に活動報告書を突如、「空白」に変更が再度の情報公開請求で判明・・・仁藤夢乃氏および関係者に私文書偽造罪の疑い



(ひらがな、カタカナのやけに多い報告書。2021年、2020年のものに特にひらがなが目立つ)


一般社団法人Colabo(以下、コラボ)は各種の情報を消したりサイレント修正したりすることが非常に多い。今週には弁護士7名によるコラボが各種の被害を受けている旨の声明文が出されたが、それすら修正された。ただ、コラボは修正するとまずいものまでたくさん修正していた疑いが出ている。その一つが、活動報告書だ。今回は、2022年11月9日にいきなり「白紙」になった活動報告書の内容欄を踏まえて、コラボ関係者による私文書偽造罪の疑いを探る。




(前回に手書き報告書の記事を書いた後で、新宿区にまた開示請求をして11月24日に開示された11月9日分の報告書。サイトでマスキングしたわけではなく、空欄になっている)


それは活動報告書の報告欄、「買春者ウォッチ」欄ともいうべき箇所だ。あまりに女性福祉・未成年者福祉と関係の薄いことばかり書かれていることなどは11月5日に当サイトが報じた。ところがその後の扱った11月9日バスカフェ事業報告書は打って変わって何も具体的内容が書いていないのだ。


おそらくコラボには①各種の情報は残るとか②情報の記載ぶりに前後で変化があったら、それに何か理由があると探られてしまう、という考え方がはなはだ弱い。表面だけ都合よく取り繕えばいいという思考パターンが強いように思う。ただそれでは11月9日の報告書が空欄になった理由はどうしてか。


一つは、あまりに内容が受託した業務と関係ないという批判がウェブ上で出たことだろう。ただもう一つには「私文書偽造」(刑法159条)が発覚する可能性を懸念してのことではないか。これは雑に説明すると、民間人が他の民間人の名前を騙って、文書を作成した場合に成立する犯罪である。文書の信用が害されるために処罰対象になっており、「事実証明に関する」文書を作成した場合もこれにあたる(コラボ報告書が、事実証明に関する」ものかについては、「当日の業務を受任者として誠実に実行した」ことを証明する意味では、実績ベースで報酬が支払われるこのバスカフェ契約における「事実証明に関する」ものといえよう)。



(この回は漢字少なめで「虐待」「被害」がカナで書かれている。本人の漢字書取り能力が、30前後で大きく変わるものだろうか)


この犯罪、原則としては本人の承諾があれば別に(本人が自分でOKを出した文書なので)成立しないが、性質上本人以外のものが作成することが許されない場合は、やっぱり文書の社会的信用が損なわれるので、本人の承諾があってもこの罪に当たる。(例えば入学試験の替え玉受験で、他人名義の答案を作成すると、依頼した他人の承諾があってもこの犯罪になる、わけである。せっかくなのでコラボ弁護団の堀新弁護士が所属するベリーベスト法律事務所のリンクを参照。)



(2019年6月5日付報告書。6月5日と5月6日を取り違えたものを修正したり、やや丁寧さに欠ける)




(その前回の2019年5月9日付報告書。こちらでは「虐待」「貧困」から、難しめの「搾取」まで漢字でかけており、常用漢字は忘れていないことがわかる)


ここでコラボと東京都の契約書を見ると、業務委託書の第5条で「受託者は 、受託業務履行の管理・運営に必要な知識、技能、資格及び経験を有する者を業務責任者として選任しなければならない。」「業務責任者は業務の円滑な管理・運営に努め、現場を総括する」とある。



(令和4年分の業務委託契約書5条。なお他の年度もこの点は同じ書き振りである。)


活動方向書では「当日責任者」の記載欄があるところ、東京都とコラボの契約書と付属文書ではどこにも、「当日責任者」については特に定義がないが、特に断りなく当日の「責任者」と書いているので、「業務責任者」を当然に指す、というふうに考えられる。とすると当日責任者は「受託業務履行の管理・運営に必要な知識、技能、資格及び経験を有する」必要があって、何処の馬の骨かわからない(というと失礼だが)、いったい誰か分からないスタッフが書くことは、委託契約上、許容されない趣旨ではないか


なおコラボ弁護団「堀新」氏のツイートによると、11月6日にコラボと仁藤氏の事件を受任したことが分かっている


とすると白紙報告書には①その4日前に出たエコーニュース記事で内容が批判されたことに加えて、②読者から筆跡も違うのではないかという指摘があったため、③11月6日に就任した堀弁護士をはじめとする代理人(*堀弁護士以外が受任した日付は不明)たちから、「他人に書かせると私文書偽造になる可能性があって問題がある。なのでそれならまだ署名だけ仁藤夢乃氏本人が行って、内容はなんなら空白でも良いからスタッフには書かせるな」という助言があって、仁藤氏以外のスタッフが記載するのをやめたーーーその結果として内容欄が空白になったーーーことも考えられる。


そして私文書偽造罪は、本人(仁藤夢乃氏)が、他人に自分名義での作成に承諾を与えていた場合には、仁藤夢乃名義で書いたスタッフだけでなく、共犯者として仁藤夢乃氏にも成立する余地がある。コラボの法的問題は山ほどあって、どれだけ出てくるか分からないがとにかくアブノーマルだらけである(連載は次回へと続きます)。


参考

(私文書偽造等)

第百五十九条 行使の目的で、他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した他人の印章若しくは署名を使用して権利、義務若しくは事実証明に関する文書若しくは図画を偽造した者は、三月以上五年以下の懲役に処する。


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【江藤貴紀】


 

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