日本会議会長 外国特派員協会の会見で集中砲火・・・「そんなことをうちの団体が言っているとは知らなかった」

2016年7月の13日、安倍政権の閣僚のうち多くが参加しており、改憲運動のバックグラウンドとなっている政治団体「日本会議」の会長田久保忠衛氏(杏林大学名誉教授・元時事通信記者)が外国特派員協会で会見した。その中で同氏は、日本は米国の保護国状態にあるなど、以前から著書で書いている議論を展開した。
ただ同氏は国内ではそれほど知名度が高くないにも関わらず、会見の会場は超満員で海外政府(外交官が多く、協会には所属する)と外国メディアによる日本会議への関心の高さが伺われた。
そして質問は恐ろし...
日本会議会長 外国特派員協会の会見で集中砲火・・・「そんなことをうちの団体が言っているとは知らなかった」
一般社団法人Colaboの分析(7)出所不明の助成金は誰が出したか・・・出資「していそうな」側の記録で追う・・・一握りのサークルで「助成金ジャック」する慈善業界の格差構造

(「日本財団遺贈寄付サポートセンター活動報告書」P7より)
「一般社団法人Colabo」(以下、コラボ。代表は仁藤夢乃氏)は、集金力がとても強い野党支持母体だ。2020年以降で公益法人などから助成金を合わせて1億7150万円うけとっている。だが、うち7150万円がどこから出たかはコラボはーーそれまでと違ってーー公表していない。
ただしそれまでの助成金の支払い元や、NPOを初めとするほかの団体に対する助成金支給実例を調べれば、「どの団体ならスポンサーになることが多いか」を推定することは...
一般社団法人Colaboの分析(7)出所不明の助成金は誰が出したか・・・出資「していそうな」側の記録で追う・・・一握りのサークルで「助成金ジャック」する慈善業界の格差構造
パナマ文書記載のタックスヘイブン利用企業に「NHK」名称の会社が存在 英TIMES紙の検索データベースで判明

英国紙、タイムズの日曜版サンデータイムズが作成したパナマ文書記載記載の法人・人名検索データベースにパナマ所在の法人として「NHK GLOBAL INC」が記載されていたことが分かった。
もっとも、現時点で入手出来る情報からは、このNHK GLOBAL INC. についてどういう会社であるのか、また日本の公共放送NHKと関係があるのかなどについては不明である(現在、NHKに照会中)。
さらに、役員として登録されている人物らについて調べてみても、非常に大量の会社で役員を務めておりペー...
パナマ文書記載のタックスヘイブン利用企業に「NHK」名称の会社が存在 英TIMES紙の検索データベースで判明
「一般社団法人Colaboの分析」(36)仁藤夢乃が書き変え続けたコラボ設立趣意書・・・8つの変わった「私たちの想い」

仁藤夢乃代表の一般社団法人Colabo(以下、コラボ)、この連載で扱った通りに会計処理の杜撰さなど荒っぽい、辻褄の合わないところが目立つ。コラボは常に変化を続けてきた団体であるが2013に法人化するとき作ったとされる設立趣意書も例外ではなく、実に7度も書き換えられているのだ。まずちょっと次の①と⑦の番号が付けられた文書を読み比べて欲しい。どちらも「私たちの想い」とされる設立趣意書だ(注1)。
(①)
(⑦)
作成と公開は上の①が2014年、下の⑦が2020年だが6年間で...
「一般社団法人Colaboの分析」(36)仁藤夢乃が書き変え続けたコラボ設立趣意書・・・8つの変わった「私たちの想い」
一般社団法人Colaboの分析(20)仁藤夢乃氏と稲葉理事の出身母体 NPO法人「カタリバ」・・・相方経営と教育起業という共通項

カタリバというNPOがある。コラボの理事である稲葉がかつてナンバー3を務めていたNPOである。英治出版というブランディング出版(というのは同社の表現)を手掛ける出版社が出す「「カタリバ」という授業」という書がある。出版は2010年。この本の裏表紙にも顔を出す稲葉隆久とカタリバの影響という観点から今回はコラボの特徴を考える。
(「カタリバ」という授業、裏表紙より。いちばん右が稲葉隆久氏。)
カタリバの活動開始は2001年、法人化は2006年だ。代表者は現在も、設立者の今村久美(198...
一般社団法人Colaboの分析(20)仁藤夢乃氏と稲葉理事の出身母体 NPO法人「カタリバ」・・・相方経営と教育起業という共通項