堀内のりこワクチン担当大臣が、政治資金管理団体「クローバーの会」から、統一教会の新聞部門である世界日報社に新聞代として、平成30年に16566円を支払っていたことが、当サイトの取材で分かった。
(堀内大臣の政治資金管理団体「クローバー会」2018年分政治資金収支報告書より)
仮に統一教会の出版物でも「それがどういう方向で活動しているか」をメディアが調べたりするために購読するのは理解できる。だが、あまり大臣クラスがそこまでちまちました調べ物で、カルト系出版物に目を通していたニュースは聞き覚えがない。なお最近だと赤旗が5日前に自民党都議が政務活動費で赤旗を購読していたことを報じているが、閣僚クラスの世界日報購読が分かるのはおそらく初めてではないか。
また統一教会との接点について岸田内閣が自民党をチェックしたとあるが、その際にこの世界日報購読料が出てきたかは定かではない。なお堀内詔子氏(漢字はこう書く)の事務所へは、世界日報の購読経緯なども質問中である。
なお総務省届出政治団体から世界日報への支出としてはそのほかに元衆議院議員(1980−1990年)で現在は故人の長野祐也(ながのすけなり)氏が代表だった政治団体「新世紀医療政策研究会」が長野氏が死亡した年の10月にメモリアル本印刷費用として世界日報社へ390万9600円を支払っているのが目に付く。
(このメモリアル本、遺族が故人の法事などでお配りされたのだろうか。)
ちなみ同じく元職では吉川貴盛・元農水省(2018年ー2019年)も盛友会から世界平和女性連合に会費を支出していたことなど確認できる(元職は、現在の自民党の接点調査リストには入っていないようで彼と統一教会の接点は報告されていない)
(吉川元農相が代表だった盛友会・2018年分政治資金収支報告書より)
【現在、購読の経緯などについて質問を行っており、回答があり次第この記事は加筆します】
【9月28日追記】世界日報購読の経緯についてや、現在も購読されているのかについてなど、9月28日午後8時までのお願いで問い合わせフォームから堀内のりこ氏に問い合わせたが、返答は得られていない。
なお平成30年分の政治資金趣旨報告書は、あと2ヶ月ほどで総務省のホームページから削除されるので、魚拓を以下に掲載する。
・以下、山上徹也氏による安倍晋三氏射殺事件を受けて書かれた関連報道リンク
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【江藤 貴紀】