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町村信孝の娘婿・和田義明内閣府副大臣 政治資金で3年間に207回の食事代 1219万円を支出

2022年8月14日16時21分

町村信孝の娘婿・和田義明内閣府副大臣 政治資金で3年間に207回の食事代 1219万円を支出

2022年8月の内閣改造で、内閣府副大臣になった和田義明衆議院議員が、食費に、政治資金管理団体「信和会」から「会合費」名目の支出だけで1219万6886円をこの3年間に支出していたことが分かった。信和会は故・町村信孝氏が有していた政治団体で、その娘婿として地盤とカンバンを受け継いだ和田副大臣が現在、代表を務めている。

和田義明食事代

(信和会の2020年分政治資金収支報告書より。総務省リンクはこちら

この3年の食費の内訳は2020年にで303万3851円、2019年に495万3291円、2018年に420万9744円。1万円以上のまとまった費用を計上した回数はそれぞれ63回、73回、71回で3年合わせて207回になる。毎日、政治資金のみでも1万円以上を食費に費やしている計算だ。


食事先はグランドハイアットや帝国ホテルなどの高級ホテルの他、寿司店や割烹なども目に付くが、全体の傾向としては港区に所在する店が多く、またジャンルとしてはステーキハウスなど牛肉店への支出が目立つ。地方の店はあまり利用した形跡がなく、また他の政治家と比べると叙々苑などの高級焼肉や、うなぎ店は(行ってはいるものの)そこまで好みではないようだ。



(2019年分の政治資金収支報告書)

なお一部、弁当代も含まれているが、和田議員が開催した「政治資金パーティ」での食事や、他の政治家の政治資金パーティでの食費はこれに含まれない(それらについては別途、支出が計上されていた。)。


和田義明議員は、カルト2世として母による統一教会への散財に苦しんだ山上徹也容疑者による安倍元総理銃撃事件を受けて行われた第二次岸田改造内閣で副大臣に就任しているが、直後に和田義明議員も統一教会へ祝電を送ったことが分かっている。



(2018年分の政治資金収支報告書より。日本人男性の平均年収に近い額が、1年の食事だけで計上されている。)


一方で「カルト2世」とされ、いわゆる「氷河期世代」の派遣社員であった山上徹也容疑者は、60万円ほどの負債に喘いでいたとされるが、その暗殺による「棚からぼたもち」で政局が変わり、同じ国の人間とは思えないような相場観で金銭を消費している世襲議員が副大臣に座った格好である。


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