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自民、渋谷区長に擁立の村上英子都議ら、4382万円を自分に自分で寄付して節税処理 政治資金収支報告書で判明

2015年7月4日05時59分
カテゴリ:地方

自民、渋谷区長に擁立の村上英子都議ら、4382万円を自分に自分で寄付して節税処理 政治資金収支報告書で判明

2015年の渋谷区長選挙に立候補した、村上英子元東京都議会議員ら自民党所属の渋谷区選出地方議員たちが、自分で自民党支部の代表者となってそこへ寄付をして、所得税などを控除できる処理をしていたことが分かった。この『自分のための献金』額は、現在東京都の選管がHPで公開している2011年から2013年の合計で、4382万円。


実は地方議員の政党支部については5万円未満の支出は明細を報告しないでいいということに法律でなっているので、地方議員がいったん自分が代表の政党支部に寄付をしたお金については、税金だけ控除して、実質上自由に使えるお金ができるという特権節税の問題が存在する。


まず、平成23年には村上英子(当時、東京都議会議員)が、自由民主党東京都渋谷区第三支部へ、300万円を寄付、24年にも300万円、25年には370万円を献金で合計は970万円である。



(平成23年の政治資金収支報告書より)


次に、木村正義渋谷区議会議員が代表の同一七支部では、平成23年に150万円、24年に160万円、25年に100万円で合計して410万円を木村区議自身が寄付して、所得税を控除出来る措置を実施。


渋谷区議会議員の松岡定俊(まつおかさだとし)氏が代表の同二十支部では、平成23年に200万円を松岡区議が寄付するととともに、同議員と同じ住所に住む別の松岡氏(祐子氏)が150万円を寄付。そして、24年25年にも本人が200万円と、祐子氏が150万円の寄付を続けており、松岡議員だけで自分の団体へ600万円を3年間で寄付している。


丸山高司(まるやまたかし)区議は、平成23年に310万円を同二十一支部へ献金して、同じく24年には160万円、25年には200万円を寄付で、合計額は670万円。


次に、前田和茂(まえだかずしげ)渋谷区議も、平成23年に250万円、24年には350万円、25年にも350万円を寄付で合計すると950万円。


二八支部の下嶋倫朗(しもじまみちお)区議は23年に200万円を自分で寄付。

なお、この自民党支部から自分個人に対しても直接に100万円を寄付している(要は、お金をすぐにロンダリングして寄付金控除の枠だけを増やしている)が、これも他区と同じく定番である。そして24年には200万円、25年も200万円と毎年同額を寄付して600万円が控除の対象額となる経理を実施。


最後に、佐藤真理(さとうまり)渋谷区議会議員は23年に、50万円を自分が代表の第二十九支部へ寄付して、24年に66万円、25年には66万円で182万円を寄付金控除の対象と出来る処理。


東京都内の地方議員レベルのニュースについては、マスメディアに取り上げられる機会が非常に少ないため、ほとんどの有権者は以上のような自民の節税スキームについて知らずに、長いこと選挙で投票してきたと思われる(なお、名誉のために言うと、自民党所属の議員であってもこの手の処理を行っていない方々は一定割合存在する)。


これをすでに明らかになった東京都の中央区、台東区、文京区、千代田区、新宿区、港区、大田区、品川区、目黒区、世田谷区の各自民党支部と合わせると4億7588万6236円が、自民党所属、地方議員個人の節税対象になっていた


参考リンクとして、いつものとおり下に東京都選挙管理委員会の自由民主党支部、政治資金収支報告書のページを掲げておく。

・平成25年分

・平成24年分

・平成23年分


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【江藤貴紀】


 

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