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自民党、世田谷区の議員も自分らに寄付 都内の議員、租税特別措置法で4億3千万円を節税対象に

2015年7月3日15時39分
カテゴリ:地方

自民党、世田谷区の議員も自分らに寄付 都内の議員、租税特別措置法で4億3千万円を節税対象に

自民党の世田谷区選出地方議員らが、自分が代表でお金の使途を決められる自民党支部に寄付をして、総額で1546万3575円を対象に、自分の所得税と住民税を控除できる処理を2011年から2013年の三年間でしていることが分かった。

なお、ある議員は自分が代表の自民支部に寄付をした翌日に、その自民支部から自分あてに資金をロンダリングするという意味不明なことをしており、僅か一晩で税金の控除枠を100万円も増やしていた。


この点に関しては、他の区でも同様の自民議員による行動があるところ、地方議員が代表の政党支部については5万円未満の支出について明細を報告する義務がないため、①租税特別措置法を利用した税金の控除(最大30%)だけした後でどうとでも使うことが出来るのと②公職選挙法の例外規定で、選挙の前の一定期間は政治家個人に対する寄付が可能になるため、そのタイミングを見計らってそれまで自分で自民支部にした寄付を一気に、自民の支部から自分に寄付し直すロンダリング処理で、税金の控除枠だけが増えるという問題がある。そして実際、下記の大場東京都議会議員などはまさしくその方法を使って自分が代表の自民支部にお金を入れた翌日に、その自民党支部から自分に寄付して一晩で100万円をキックバックさせていた。


以下に内訳を出すが、筆者は別に自民党ばかりを的にしているのではなくて、この処理が圧倒的に自民党で多いために、自民分ばかりが記事として浮き上がってくるというのが実情である(他の党についても、別の団体を使うなどした独自のスキームはあり得るので、いずれそちらにも着手する)。


まず、三宅茂樹東京都議会議員は自分が代表の自由民主党世田谷区第3支部へ平成25年に33万8589円を献金。


区議を28年もやってきて、世田谷区議会議長も務めた鈴木昌二(すずきしょうじ)氏が代表の自由民主党世田谷区第十五支部では、平成25年に50万円を、23年に130万5146円を自分で寄付で合計額が180万5146円。



(「星座/九星/干支:かに座 ・ 四緑木星 ・ 辛卯年(うさぎ)」など、筆者にはわりとどうでもいい情報が紹介されているが、それよりは政治資金規法と租税特別措置法と公職選挙法などを使った、地方議員の特別な節税スキームのほうが、政治家の発信する情報としては有益と思われる。)


次に、山内晃(やまのうちあきら)区議が代表を務める自民党の第十七支部では平成23年に山内議員自身が71万3800円を寄付。


第十九支部では平成25年に代表の大場康宣(おおばやすのぶ)都議会議員が4月25日に、100万円を寄付(なお、同じ住所に住む同姓の、会社役員大場一代氏も4月25日に50万円を寄付している)。そして、ちょうど翌日の4月26日に「大場やすのぶ」(立候補時の命名)への陣中見舞いとして150万円をキックバックしている



自分の代表している銀行口座に入れたお金を翌日出すだけで、税金の控除枠が増えるというのはどれだけ特権的な階級なのだろうか。あと、この方法でお金を出し入れする理由としては、租税特別措置法を利用した節税という以外に筆者には全く想像が出来ない)


さらに平成24年にも大場都議自身が170万円を寄付していた(その他に大場秀信という方が代表の世田谷信用金庫から10万円の献金がある)。


また23年には大場やすのぶ氏自身が100万を寄付(なお同一住所の大場一代氏も50万円を寄付)。そして、同姓の方を除いた分だけで470万円を大場都議は自分の団体に寄付している。


続けて自由民主党東京都世田谷区第二十六支部では、代表の新川勝二(しんかわかつじ)世田谷区議会議員が平成25年に76万円、24年に70万円、23年に139万円で、三年合わせて285万円を寄付。


畠山晋一(はたけやましんいち)世田谷区議が代表の第二十七支部では、平成25年に100万円、24年に200万円23年に150万円で、合計450万円の献金が代表自身から出ている。

畠山区議のHPによると、「道徳教育。環境政策。多世代用住宅政策。人間と動物の共生」などに取り組んでおられるそうである。


赤澤雅彦(あかさわまさひこ)氏が代表の第三十一支部では平成23年1月に40万円を自身で寄付した後に、3月にまた自分にリターンさせて558068円を個人に戻す処理で、節税枠を増加させていた。


最後に、第三十四支部では上島義盛(うえしまよしもり)世田谷区議が、平成25年に15万円を寄付。


これをすでに明らかになった東京都の中央区、台東区、文京区、千代田区、新宿区、港区、大田区、品川区、目黒区の各自民党支部と合わせると4億3206万6236円が、自民地方議員のアブノーマルな節税対象になっている。


参考リンクとして、下に東京都選挙管理委員会の政治資金収支報告書のページを掲げておく。

・平成25年分

・平成24年分

・平成23年分


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【江藤貴紀】


 

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