「汪近明」氏がどのような人物かは不明だが、「「中壇元帥進香団・日本支部」の水歌ななこの日記」というブログで「袁英明老師戯曲博士学位取得慶祝堂会」とされる集まりに同名の人物が出席したことが確認できる。*「遠英明」氏とは京劇研究者で北京大学出版会からも著書を刊行している、慶應大学や桜美林大学などで教鞭をとった学者と見られる。なおサンズイを抜いた標記の「王近明」で調べると 「王近明様 / 87歳」の感想として「水素吸入器シェルスラン」という商品の性能に満足した旨が「株式会社インタークリスティーヌ社」のサイトに掲載されている。
【2022年8月21日14時7分アップデート】また汪近明氏と同姓同名の人間としては日本にいる華僑が、中国共産党安徽省委員会の公式新聞である安徽日報の2016-06-29付記事に取り上げられている。すなわち「山村一攫千金の「リーダー」という題でのコラムによると「日本にいる華僑の王金明が春節のために故郷に帰ることを知り、ついに王金明を歓迎した。中国の旧正月の 30 日。状況を知った後、王金明は目の前の頑固な村の党書記に感動し、すぐに土橋村が橋を架け、道路を舗装するのを助けるためにお金を寄付することに同意しました。」という(いずれもGoogle翻訳による。この箇所の原題は「山村致富“领头羊”」で、該当する本文は「得知旅日华侨汪近明回乡过春节,李晓群专程赶到安庆,终于在大年三十迎到汪近明。了解情况后,汪近明被眼前这个执拗的村支书打动,当即答应捐资帮助土桥村修桥铺路」。同一人物かは不明だが、こちらはとても裕福な故郷思いの人物である。同趣旨の記事リンクとしてこちらもある。
さらに「鋼はどのように作られるか~安慶の「中国の善人」丁磊の偉業を解説(5)」という別のソースによれば、「在日華僑の王金明氏は淮寧県出身で、父は1920年に来日し、万江の華僑の中でも名門で、かつて万江華僑協会を組織し、会長を務めていた。王金明さんは日本で生まれ育ちましたが、両親の言動により、中国文化に精通しているだけでなく、祖国と故郷を愛しています。王金明氏は、「中国は私の祖国です。私は日本で育ちましたが、自分が中国人であることを決して忘れず、日本国籍を取得したこともありません。私の心は常に祖国とつながっており、私の愛は常にあります。祖国に結ばれています。王金明氏は主に不動産業界に従事し、王国際投資会社の会長です。1997 年以来、彼は故郷を 5 回訪れ、学校、橋、道路を建設するための資金を寄付しました。」などと称えられている(こちらも原文は中国語。翻訳にはGoogle翻訳を使用した。原文は「旅日华侨汪近明先生祖籍怀宁县,父亲1920年东渡日本,在皖江侨民中很有声望,曾组织皖江侨民会,任会长。汪近明先生出生成长在日本,但由于父母言传身教,不仅熟悉中华文化,更是热爱祖国和家乡。汪近明先生说:中国是我的祖国,我虽然生长在日本,但从没有忘记自己是中国人,至今没有入日本国籍,心总是连着祖国,情永远系着故土。汪近明先生主要从事房地产业,是汪国际投资公司董事长。1997年以来,先后五次来家乡考察,捐资建校、修桥、修路,共计捐款近千万元,其中建设七所小学、一所中学、两座大桥。」)
この記事の後の箇所によると中国国内への寄付は合計で5000万元(日本円で概ね7億5000万円)にのぼるという。なお「万江華僑協会」と機械翻訳された部分はどの団体かはっきりとは分からない。というのは華人組織は日本国内にいくつもあるからである(例えば「日本華僑華人聯合総会」など)。「不動産業界に従事し、王国際投資会社の会長」という在日華僑像は、過去の記事でお伝えしたハワイやネバダ州に投資会社を持つ山手商事ないしワングインターナショナルインベストメント社ないしアーパス社の役員である汪近明氏と綺麗に一致する。
なお、「Baidu 公益プロジェクト「リトル オレンジ ランタン」」という題の2006年記事では百度の寄付プロジェクトにも汪近明氏は参加しており「数日前、中国の世界最大の検索エンジンである百度の公共福祉プロジェクト「リトル オレンジ ランタン」が安徽省の大別山エリアに参入し、本や文房具を子供たちに届けて、子供たちが喜びを享受できるようにしました。街の子供たちのような知識。これは、インターネット上で最大の公共福祉プラットフォームである「リトル オレンジ ランタン」によって寄贈された 35 番目の学校であり、中国のすべての貧しい山岳地帯に静かに移動していることがわかります。寄付活動は安徽省の主流メディアから大きな注目を集め、合肥夕刊も直接参加し、「小さなオレンジ色のランタン」プロジェクトチームと共に子供たちに会いに行きました。寄贈された金明小学校は、大別山奥の安徽省越西県天田鎮にあり、2006 年 4 月に日系中国人の王金明氏から 30 万元の寄付を受けて再建されました」などとある(原文の題名と本文はそれぞれ「百度公益项目“小桔灯”走进大别山」と「日前,全球最大中文搜索引擎百度旗下公益项目“小桔灯”走进了安徽的大别山地区,为孩子们带去了图书和文具,让他们和城市里的孩子一样,享受知识带来的快乐。据了解,这已经是“小桔灯”捐赠的第35所学校,这个互联网上最大的公益平台正在默默地走遍中国的每一个贫困山区。此次捐赠活动引起了安徽主流媒体的高度关注,《合肥晚报》甚至亲自参与,与“小桔灯”项目组一起来到了孩子们身边。受捐助的近明小学位于大别山深处的安徽岳西县天堂镇,该校于2006年4月由日籍华人汪近明先生捐助30万元重建,校平均建筑面积与生均占地面积均已达标」)。
加えて中国の上海市中山北路3323号に所在する「上海同济-皇新建筑装饰有限公司」法定代表人としても、汪近明氏が存在する。
【9月20日追記】アーパス社ないしワング社はファクシミリ番号の公開に説教的でなかったり、ホームページでの集客をおこなっていない。これは華僑人脈で商売が成り立っているからそちら一本でやっている、ということかとも思ったがそうでもないようである。ここのように、他の不動産会社に投げたテナント募集のページが複数確認できる。つまり経済的利益よりも秘密保持の方を優先しているということになる。
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