エコーニュースR – 立憲　小西洋之参議院議員、政治資金で一般社団法人「倫理研究所」に１０万円・・・選挙区内個人へ謎の会費支払い、りそな銀行に「事務所費」など奇妙な支出多数

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立憲　小西洋之参議院議員、政治資金で一般社団法人「倫理研究所」に１０万円・・・選挙区内個人へ謎の会費支払い、りそな銀行に「事務所費」など奇妙な支出多数

2023年3月20日16時53分

カテゴリ：国内

立憲　小西洋之参議院議員、政治資金で一般社団法人「倫理研究所」に１０万円・・・選挙区内個人へ謎の会費支払い、りそな銀行に「事務所費」など奇妙な支出多数

（令和元年分政治資金収支報告書より）

立憲民主党の小西洋之参議院議員が、政治団体「小西ひろゆき後援会」から、政治資金で令和１〜３年にかけて、宗教右派とも評される「倫理研究所へ合計１０万円の会費を支出していたことがわかった。

（令和２年分政治資金収支報告書より）

額はそれぞれ令和元年、令和２年、令和３年にそれぞれ２万円、６万円、２万円ずつ、全て会費として支払っていた。年度ごとに額が増減する理由は不明。

（令和３年分政治資金収支報告書より）

倫理研究所は、「ひとのみち教団」（現在のPL教団のもと）が起こり。関連団体に倫理法人会などがあり、早起きを美徳として推奨する活動を実施している。

（「りそな銀行」宛の事務所費という謎支出。また、参議院会計課長に「電話代」の支払いが計上されているのも珍しい）

なお名前がよく似た由来の近い団体に実践倫理宏正会があり、こちらも「ひとのみち教団」がルーツ。安倍晋三氏を射殺した山上徹也氏の母が、統一教会の前に入会（あるいは入信）していたことでも知られる。

加えていうと「立憲民主党総務局」宛に令和３年の政治資金支払いがあったが、こちらは少なくとも、立憲民主党本部の収入には計上されていなかった（支出の実態によっては、いずれかの団体に政治資金規正法違反（虚偽記載罪）が成立する可能性がある）。

また、小西氏の団体からは会費名目で「水坂嶺夫」氏宛に支出がなされているが彼は小西洋之議員の選挙区内の人物である。何の会費かわからない会費を選挙区内で支出できてしまうと公職選挙法（有権者に対する寄付の禁止）の潜脱になる可能性がある。

ちなみに、倫理研究所（あるいは一部門の「倫理法人会」や「家庭倫理の会」の名目になっていることもある）は、与党・野党いずれの議員も割とよく参加しているが、どちらかというと野党系議員の割合が高いかもしれない（筆者の所感である）。

さらに謎の支出として、りそな銀行の参議院支店宛に「事務所費」という名目で支払いの計上がある。なおりそな経由でどこかに入金したという場合は、りそなは支出先ではないので支払い先の表示として不適切に思われる。また、りそなに事務所を借りているのかもしれないが、２万円未満は額として安すぎないだろうか。

【３月３０日追記】

倫理研究所の会費を調べてみると、以下のようになっていた（リンク参照）。家庭倫理の会であれば、１２で割って２万円にも６万円にもならない数字ばかりだが、何人分で何口だろうか。あるいは倫理法人会に加入していた場合は、ポケットマネーと政治資金から按分などして少しずつ出しているのだろうか。

小西ひろゆき議員の政治資金については、Twitterアカウント「チョックリー」氏が、疑問点をまとめておられる。筆者はその全てについて自信が持てるわけではないが、少なくとも以下のうち寄付に関する部分などは明らかに問題がある収支報告で、突っ込まれても仕方ないと思われる。

②同様に「小西ひろゆき後援会」の令和2年度政治資金収支報告書より抜粋

ⅰ　「個人」名義・「東京都以下不詳」で3,495,554円の献金を受けたと記載。
ⅱ　個人献金の量的制限（150万円）を超えており、尚且つ、寄付者の氏名、職業、住所が未記載であるため、収支報告書を一度破棄。 pic.twitter.com/mGiFr3nGso

— チョックリー(sait)【無党派】 (@cyokuri) November 26, 2021