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東京都新宿区、区の施設で「平和大使」を育成と説明・・・統一教会系団体と同じ用語を使用

2022年9月17日20時58分
カテゴリ:地方

東京都新宿区、区の施設で「平和大使」を育成と説明・・・統一教会系団体と同じ用語を使用



(防衛省本部に割と近くの新宿区施設内部)


新宿区が区立施設内で現在掲示しているポスターで「平和大使」の育成に貢献などとする事業の紹介をしていることがわかった。

ひびきは一見無害そうだが、「平和大使」というのは統一教会系フロント団体「平和大使協議会」(リンク先はウィキペディア)の説明によると、UPF(Universal Peace Federation)が任命するという。そしてこのUPFは文鮮明(統一教会の教祖)らが 2005年9月に創設した団体とされる。



(新宿区ホームページより)


さらに新宿区はホームページ(リンク先PDF)で公表している事業の中でも「平和大使」の証を与えるなどと謳っている。サイト上の区の説明によると「平和派遣事業」というイベントに参加した親子らにこの称号が授与されるという。


もしこれが統一教会系の平和大使であるなら、区が大々的に統一教会の事業にお墨付きを与えていることになる。また逆に関係がないとしても、統一教会の行っている催しや使用している名称と同じ語句を行政が肯定的に使ってしまうと統一教会の事業を新宿区が促進してしまいかねない。

リンク先の説明は統一教会系団体の平和大使協議会ホームページより


新宿区が平和大使の称号を使い始めたのは区のホームページによると平成20年(2008年)とある。そして文鮮明ら統一教会関係者が「平和大使」の名称を使い始めた時期は2005年であるので時期的には近接しており、新宿区が統一教会の後を追ったふうな形である。


いずれにせよ、新宿区としては、この平和大使が統一教会と関係あるならば、それと関係する事業は行うべきでないし、統一教会と関係がない場合にも「特定の宗教団体やそれを支持する民間団体とは関係ありません」という断り書きをつけて、新宿区版の平和大使を紹介する方が好ましいと言える。現在、新宿区にはこの平和大使の育成や称号の付与などについて統一教会と関係がないのかどうか、問い合わせ中である。


・以下、山上徹也氏による安倍晋三氏射殺事件を受けて書かれた統一教会に関する関連報道リンク


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