「一般社団法人Colabo」の分析(30) 開示文書67ページ、ほぼぜんぶ手書きの「仁藤夢乃日誌」で読むコラボ
一般社団法人Colabo(以下、コラボ)の活動で、よく知られているものの一つが都内繁華街で行う、少女への食事などを提供するバスカフェ事業だ。シニカルに見るとメディア露出や寄附金集めの際の売りとなる「PRポイント」と言ってもいいかもしれない。
(マーキングなど、カラーでの書き込みのみ筆者による。以下も同様。)
そして新宿のバスカフェについては新宿区の敷地を無償利用しているところ、形式的には新宿区へ後援申請を行い、毎回ごとに活動報告書が提出されている。今回、連載の30回はこの、2020年4月...
「一般社団法人Colabo」の分析(30) 開示文書67ページ、ほぼぜんぶ手書きの「仁藤夢乃日誌」で読むコラボ
「一般社団法人Colabo」の分析(29)ピンクバスの謎・・・コラボが頻繁に交換費用を計上のタイヤ、なぜか8年前の2014年製造と刻印 車体確認で判明
(コラボの象徴であるピンクバス。)
一般社団法人Colabo(以下、コラボ)が東京都の業務委託を受けて「バスカフェ」事業を行うに際して使用しているマイクロバスが、2014年製の記載があるタイヤを使っていることが、バスを実地調査した結果分かった。同バスは2018年にコラボが購入しているが、頻繁に交換しているという情報と抵触する可能性がある。以下、やや細かいがお付き合い願いたい。またこの記事の後半では、コラボがなぜバスを使っていてデザインもピンクなのか、仁藤夢乃代表理事を予備校時代にオルグ...
「一般社団法人Colabo」の分析(29)ピンクバスの謎・・・コラボが頻繁に交換費用を計上のタイヤ、なぜか8年前の2014年製造と刻印 車体確認で判明
「一般社団法人Colabo」の分析(28)仁藤夢乃氏・デビュー著書は景表法違反の疑い濃厚なステマレビューで喧伝・・・マーケティング至上主義のニヒリズム
(英治出版社・ツイッターアカウントより)
仁藤夢乃は徹頭徹尾、組織作りにおいて成果主義者だ。彼女は大学卒業と同時に書籍を出版しているが、それについても実際の内容や読者の反応などには気を遣わず、むしろ一般社団法人Colabo(以下、コラボ)を運営する上でのアイテムと割り切っている面がある。
というのも今更だが、仁藤夢乃氏が初の著書難民高校生を出版した版元の英治出版社が、アマゾンなどでレビューを書くことを条件に書籍を無料でプレゼントするというキャンペーンを10年以上続けていたことが分...
「一般社団法人Colabo」の分析(28)仁藤夢乃氏・デビュー著書は景表法違反の疑い濃厚なステマレビューで喧伝・・・マーケティング至上主義のニヒリズム
「一般社団法人Colabo」の分析(27)敵はリベラルと慈善団体ーーー強烈なライバル意識と仁藤流「吊し上げの流儀」
前回見た通り、仁藤夢乃氏はコラボを、女子を連れて沖縄遠征して新基地建設に抗議している人と交流したり、米兵レイプ事件の慰霊をおこなったり、「私たちは『買われた』展」を開催するなどの活動こそ「本来のColaboの活動」といっている。そして、あまりにも世の中の「支援」がひどいので、虐待や性搾取などの深刻な被害に遭う前の段階の女の子たちに必要とされる中で、「支援」らしいこともやり続けてきた結果がいまの形という。(「当たり前の日常を手に入れるために」210〜211ページ)
では他の支援団体に対して仁...
「一般社団法人Colabo」の分析(27)敵はリベラルと慈善団体ーーー強烈なライバル意識と仁藤流「吊し上げの流儀」
「一般社団法人Colabo」の分析(26)SNSなどでの勧誘行為に個人情報保護法違反の疑い 「福祉」の建前で近づいて政治活動へ動員するスキーム問題
一般社団法人Colabo(以下、コラボ)の政治活動が東京都個人情報保護条例にいう受託者としての義務違反に当たる恐れを前回扱った。本稿ではより一般的な問題として、コラボが支援対象者へ接近する際に、(それがSNSでの連絡であれ、問い合わせフォームからのものであれ)、生活支援をうたっておきながら団体の実質的活動がそれと相違して政治性が強いことが個人情報保護法の定める「利用目的の特定」と「目的外利用の制限」の要請に違反する恐れがあることについて検討する。
具体的には、基地建設運動反対集会への合宿で...
「一般社団法人Colabo」の分析(26)SNSなどでの勧誘行為に個人情報保護法違反の疑い 「福祉」の建前で近づいて政治活動へ動員するスキーム問題
「一般社団法人Colabo」の分析(25)東京都とのバスカフェ業務委託契約 新宿区および渋谷区への情報公開請求で一部が判明 辺野古ゲートへの政治動員など個人情報保護法制に抵触の恐れ
(新宿区と東京都、コラボが結んだ協定書・令和4年度分より)
一般社団法人Colabo(以下、コラボ)が行っているバスカフェ事業が、それぞれ①東京都と新宿区およびコラボの3者契約、②東京都と渋谷区およびコラボの3者契約に基づくものであることと、その実施条件の契約書が情報公開請求によって分かった。
まず、新宿区分の契約によると「東京都若年被害女性等支援事業」をコラボが業務委託して実施、その際には新宿区役所の敷地をコラボの利用するバスとテントが使用できることとしており、敷地利用料金につ...
「一般社団法人Colabo」の分析(25)東京都とのバスカフェ業務委託契約 新宿区および渋谷区への情報公開請求で一部が判明 辺野古ゲートへの政治動員など個人情報保護法制に抵触の恐れ
「一般社団法人Colabo」の分析(24)英語HPでの扇動問題「東京の女子中高生が路上生活」「女子高生五千人はJKビジネスの影響下」
(コラボホームページの英語版より)
一般社団法人Colaboの代表、仁藤夢乃氏が2015年に年齢不詳のメイドカフェの客引き写真を使って若年者への性的搾取が日本で大っぴらに行われている旨の会見などしてことは7年前に報じた。では今のコラボは何を海外に発信しているか、コラボホームページの英語版から検証する。
結論からいうと、コラボの誇張癖とセンセーショナリズムは7年前から変わっていない。外国人で実情が分からないだろうとタカを括っているなら知的に不誠実極まりない。また英語ページでも寄付は募っ...
「一般社団法人Colabo」の分析(24)英語HPでの扇動問題「東京の女子中高生が路上生活」「女子高生五千人はJKビジネスの影響下」
堀内のり子ワクチン担当大臣 政治資金で統一教会系の世界日報を購読 政治資金収支報告書で判明
堀内のりこワクチン担当大臣が、政治資金管理団体「クローバーの会」から、統一教会の新聞部門である世界日報社に新聞代として、平成30年に16566円を支払っていたことが、当サイトの取材で分かった。
(堀内大臣の政治資金管理団体「クローバー会」2018年分政治資金収支報告書より)
仮に統一教会の出版物でも「それがどういう方向で活動しているか」をメディアが調べたりするために購読するのは理解できる。だが、あまり大臣クラスがそこまでちまちました調べ物で、カルト系出版物に目を通していたニュースは聞...
堀内のり子ワクチン担当大臣 政治資金で統一教会系の世界日報を購読 政治資金収支報告書で判明
一般社団法人Colaboの分析(23)矯風会とコラボ② 矯風会の変化と機関紙に見るコラボ役員
(日本キリスト教婦人矯風会(以下、矯風会)HPより。2015年に行われた仁藤夢乃の講演会は前売り券が完売したそうである。)
前回見た通り矯風会は酒害であるとか喫煙の健康への害など、科学的な表現もとるが起こりからしても現在も、「宗教運動」である。仮に、人文科学や社会科学の装いを凝らした場合にも言えるーーー仮に一見「フェミニズム」風であったり酒害や喫煙の公衆衛生上の問題点を述べているようでも、「キリスト教」まずありきである点で、矯風会の主張は部外者からは訝しい面がある。
今回は、よく指摘...
一般社団法人Colaboの分析(23)矯風会とコラボ② 矯風会の変化と機関紙に見るコラボ役員
一般社団法人コラボの分析(22)キリスト教婦人矯風会とコラボ① 1886年の禁酒運動から戦後の左傾化・・・「神の宮」としての人体と、理想の中国共産党体制
(矯風会ホームページより。)
禁欲的宗教勢力として注目される日本キリスト教婦人矯風会と、一般社団法人Colabo(以下、コラボ)の関係について連載の今回と次回で分割して考察する。矯風会は1886年に設立されて現在で歴史は136年を数える。自民党が1955年結成で71年目なので歴史でいうとそのほぼ倍である。とにかく歴史が長くてウィキペディアの記事では全く十分ではないため、「日本キリスト教婦人矯風会100年史」(リンク先は倉橋克人氏による紹介)という全1064ページの大著を参照してまず①矯...
一般社団法人コラボの分析(22)キリスト教婦人矯風会とコラボ① 1886年の禁酒運動から戦後の左傾化・・・「神の宮」としての人体と、理想の中国共産党体制