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日本維新の会 音喜多駿政調会長 子のベビーシッター代金207万4565円を維新支部の政治資金で支出・・・政治資金収支報告書とツイート取材で判明

2024年3月4日13時45分
カテゴリ:国内

日本維新の会 音喜多駿政調会長 子のベビーシッター代金207万4565円を維新支部の政治資金で支出・・・政治資金収支報告書とツイート取材で判明

日本維新の会所属の音喜多駿、参議院議員が自信が代表の維新支部から令和4年の1年だけで、業務委託費として江東区の女性4名に101万2465円を支出していたことが政治資金収支報告書の記載(リンク)から分かった。


ご本人へツイッターで問い合わせたところ、子供のシッター代金という回答が返ってきた。




(音喜多氏の政治資金収支報告書資金より筆者作成。新道加菜氏は2023年より港区議で、この報酬はSNS用の撮影、投稿等の請負費用ということである。)




なお、シッター代金は政治活動の際のものであるというのが音喜多氏の言い分であるが、一般にはシッター代金は自腹であるところ、「政治活動」の名目がつけばそれで通るのかという疑問はある。(例えば制度は違うが、熊本市の市議会議員が政務活動費で自己の政治活動に同行したベビーシッター代金を支払ったことが批判を受けたケースがある)


音喜多氏はその政治的スタンスについて以前から分かりにくいーー例えば家族法の改正でも共同親権制度の導入に関して踏み込んだ立場をとっているような物言いをする反面で、強固な反対ないしは骨抜き派のフローレンス・駒崎弘樹氏と親しくする写真を先月に撮影するなどしている。




なお前年の令和3年分政治資金収支報告書では、音喜多駿講演会から、維新の候補を中心とした政治関係者に470万6277円を「業務委託費」で支出している。


私見だが、こういった個人への「渡しきり」の政治資金は当サイトで以前に報じた石破茂氏の1年間14億7600万円や、近年問題になっている自民党二階幹事長の多額の「政策活動費」と同じく、使途がそれ以上追えなくなってしまうブラックボックス化が可能である。


特に、2016年時点で保育園の園長をしていた小森氏や、アロマ教室の教師など、地元で顔が効くタイプの人へ仕事を投げるのは間接的な集票効果が期待でき(一昔前から地方議員には各種教室の指導者が多かった)、そのことは妻が江東区の区議で、ご本人も東京都議の出身であった音喜多議員はよくご存知のはずで、現職(およびその配偶者)と一般人との間の選挙におけるフェアネスからも好ましくないと言えるように思う。




この「業務委託先を通じた集票」という効果は冒頭に出た新藤加菜氏(支払い当時は議員ではなかったが2023年4月より港区の区議)のように、やはり顔の広そうな人物についても期待でき、邪推すると集票効果の高そうな委託先に、各種業務の委託を音喜多氏はやっているのではないかという見方もできるかもしれない。


「小森恵美」氏は「ひまわりキッズガーデン東雲」によれば現在は在職していないという返答を得た。


【3月7日 14時36分追記】80万の業務を受託していた新藤かな、港区議鍵議員とのやり取りで、相場よりも割安な価格で受注した旨の返答を得た。仮に実際に割安な受注であれば市場価格との差額について、相当額を新道加菜氏からの寄付(労務の無償提供)として記載していないことについて、政治資金規正法違反(不記載罪)が成立しうる。


【3月8日15時27分変更】音喜多氏の維新・参議院支部から、人材派遣会社アルファコーポレーションへの支払額、106万2100円も育児のシッター料金であると、メール取材の結果わかった。

それに伴って、元のタイトル「日本維新の会 音喜多駿政調会長 子のベビーシッター代金101万2465円を維新支部の政治資金で支出・・・政治資金収支報告書とツイート取材で判明」を、「日本維新の会 音喜多駿政調会長 子のベビーシッター代金207万4565円を維新支部の政治資金で支出・・・政治資金収支報告書とツイート取材で判明」と改めた。




【音無ほむら】


 

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