日本政府が、情報公開請求に対して不開示の決定をしていた清水正孝・東京電力社長(福島第一事故当時)の政府事故調・聴取結果書について、平成26年12月に全面不開示とした決定を変更して、聴取結果書のうち一部を開示するとしたことが、2017年4月4日に内閣府から届いた「行政文書開示決定変更通知書」により分かった。
添付された別紙によれば今回、あらたに開示の対象となるのは平成23年と平成24年のヒアリングに関する部分。ただし、同封された文書による手数料の額などからすれば、それほどの分量はないと見られる。
今回の決定変更が行われた理由は不明だが、かなり珍しい対応であるとともに、福島事故関係の資料が(部分的にではあれ)新たにまた揃うことになる。
関連記事リンク 政府 福島事故調 東電社長・清水正考氏の調書への情報公開請求へ正式に不開示決定(旧エコーニュース2014年12月記事)
日本政府にない福島第1事故の議事録、米国が保有 アメリカ情報公開法で公開(旧エコーニュース2013年11月記事)
関連記事リンク CIA・機密解除文書から見る65年前の「昭和天皇生前退位」と吉田総理・同時辞職シナリオ
*この記事は、当該文書が明日以降に入手出来次第、加筆します。
【江藤貴紀】