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自民、足立区と北区の地方議員ら、自分の自民党支部に寄付で1億140万円を控除できる処理 政治資金収支報告書から判明

2015年7月9日22時22分

自民、足立区と北区の地方議員ら、自分の自民党支部に寄付で1億140万円を控除できる処理 政治資金収支報告書から判明



自民党所属の足立区と北区選出の地方議員らが、自分が代表の自民党支部へ寄付をして、2011年から2013年の間に1億140万円を対象に、議員個人の所得税や住民税を控除できる措置を取っていたことが政治資金収支報告書から分かった。


自分が代表の政治団体なのでお金の使い道は自由に決められるが、地方議員の政党支部ならば5万円未満の支出について記載義務がないため、実質上税金だけを減らして自分のポケットマネーを作ることが出来るという問題がある。また、同居の親族などもいちど寄付したことにしてキックバックすればその分の税金も減らすことも可能である。


個別に見ていくとまず、高木啓(たかぎけい)都議会議員が、自由民主党東京都北区第八支部へ平成23年(リンク先参照)に150万円を献金。また平成24年にも150万円で、合計して300万円を自分の団体あてに献金。




戸枝大幸(とえだたいこう)区議(現・北区議会議長)が、平成23年に北区第二十六支部へ150万円を献金(上記の通り戸枝区議と同一住所に住む戸枝美代子という方も150万円を寄付している。こういったばあい、たとえば親子や夫婦であれば、一家に1人地方議員がいるとそれだけで家族の全員が、恩恵にあずかって税金を減らすことが可能である。)

そして平成24年には戸枝大幸議員が150万円と、同居の美代子氏が100万円を寄付しているが、同年にこの自民党北区支部へはいったお金は、この二人の献金だけである。

そして25年にもこの二人が50万円ずつ仲むつまじく寄付をしている。3年間分を合わせると、戸枝北区議会議員のみの寄付で350万円である。


北区の自民党議員でこのスキームを使っているのは以上の2名のみで合計650万円、まだ自分の政党支部宛寄付は少ないが、足立区の選出議員は派手にやらかしていて、合計9490万円である。


まず、自由民主党東京都足立区第2支部で三原将嗣議員が平成23年に、50万円、24年には240万円で計290万円を自己が代表の自民支部宛に寄付。


鈴木進区議は平成23年に400万円、24年に400万円、平成25年に500万円で、合計1300万円を自分が代表の足立区第六支部へ献金。


第十三支部では平成23年に白石正輝区議が480万円を寄付しているほか、おなじ白石姓のかたも150万円入れていて、名字が白石だとこの支部への寄付に熱心である。また平成24年にも白石議員は450万円、やはり白石の名字な人が150万円を献金、25年には470万円を本人が寄付して、もう一人の白石氏が150万円を寄付。



白石区議の分だけで、寄付額は三年間で1400万円になる。


藤沼荘次(ふじぬまそうじ)区議会議員が代表の第十六支部では120万円を平成23年に本人が寄付して、24年にも100万円で合わせて220万円を自分の自民支部宛に献金。


新井英生(あらいひでお)区議が代表の第二十一支部では平成23年に区議本人が300万円を寄付。なお、そのうちの200万円は3月29日に寄付したあとで翌日に自分の選挙事務所へ入れるという処理を取っていて、税金を減らす以外の理由が筆者には想像できない処理をしている。





また、この新井英生足立区議は24年に350万円、25年にも350万で合計900万円を寄付していた。


また篠原守宏区議は平成23年に200万円を自己が代表の自民支部宛に寄付。

このしのはら守宏足立区議は24年に300万円、25年に260万円と、合計で810万円を献金している。


次に第二十四支部では平成23年に加藤和明区議が400万円を寄付しているほか、同じ住所の貸倉庫業経営、加藤麗氏も200万と太っ腹な寄付をしている。なお平成24年と25年も加藤和明区議が400万、加藤麗氏が200万を献金を寄付しおり、献金額は加藤区議だけで1200万円。


第二十七支部では古性重則(ふるしょうしげのり)足立区議会議員(ただし、政治資金収支報告書の記載では『不動産業』らしいので、そっちが本業かもしれないが、平成23年に50万円を寄付しているほか、議員とおなじ住所の別の古性氏も100万円を寄付してどちらも節税できる会計を計上。



なお、24年は別の古庄氏のみが30万円を寄付。25年には古庄区議が50万円、また同居の古庄美穂子氏が30万円を寄付していて、古庄議員本人の寄付額は計100万円。


足立区第二十八支部では吉岡茂足立区議会議員が210万円を平成23年に寄付して24年にも220万円、25年に200万円で合計630万円を自分が代表の自民支部宛に献金。


第三十二支部の馬場信雄区議は、470万円を平成23年に寄付。(肩書きが学校法人理事となっているが、そちらが本職かもしれない。なお同居の馬場重雄も350万円を寄付で、たくさん寄付をするというのは実に教育者らしい振る舞いである。)



そして24年25年にも馬場信雄足立区議会議員が470万円、馬場信雄氏が350万円の献金でぶれない処理をして馬場区議だけで、1410万円を3年間に寄付。

(なお平成25年には重雄氏と同居の馬場氏も130万円を献金していて、同じ名字の人を総動員で寄付している。)


さらに金田正(かねだただし)区議も自分が代表の第三十四支部へ平成23年に180万円。

(かねだ正議員のHPによれば「一人はみんなのために」だそうである)

そして24年25年にも、安定して180万円の寄付で、3年間合計で540万円である。


現、東京都議会議員で平成23年の当時は区議会議員だった發地易隆(ほっちやすたか)議員は240万円を自分が代表の自民党足立区第三十五支部へ献金。



(肩書きはNPO法人理事である。なお、NPO法人への寄付も使えばますますたくさんの税金を控除できる。)

また平成25年には100万円を寄付。


なお平成23年には自分へ500万円、25年には700万円を寄付をしなおすというアクロバティックなことをやってのけている。


最後に鹿浜昭(しかはまあきら)区議は第三十六支部へ平成23年に500万円を寄付している(なお、同じ名字のもう一人の鹿浜さんも300万円を寄付しているが、なんか戻ってくるみこみがあるのだろうか)。

24年には、しかはま昭議員が300万円で、もう一人の鹿浜姓である鹿浜清氏が350万円を寄付。25年には鹿浜区議が200万円で、3年間で代表の鹿浜議員だけで1000万円を寄付していることになる。


以上を、これまでに明らかになった東京都内の他の都議および区議員らの分と合わせると、7億5087万6236円が自民党に所属する地方議員個人の節税対象となっている。


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